上三分身 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 上三分身(じょうさんぶんしん)とは、「体を3つに分けたときの一番上3分の1」の意味。証明写真に写る範囲の指定に使われる言葉で、解剖学用語ではない。「から上の写真」というのとほぼ同じ意味。

図:上半身(左)と上三分身(右) *1
上半身と上三分身

 上半身下半身は「体を上下2つに分けた時の上半分、下半分」の意味だが、上三分身も、これと同じ考え方の言葉。体を上、中、下の3つに分けた時、その上3分の1を「上三分身」、中3分の1を「中三分身」、下3分の1を「下三分身」というように便宜的に分ける。ただし、実際に使われる言葉は上三分身だけ。

 上半身と下半身の境界はウエスト(腰骨)のラインであり、身長のちょうど半分の高さではないように、上三分身の高さも身長のちょうど3分の1というわけではない。実際の証明写真としては、上半身全体の写真ではが小さくなりすぎて判別できない、逆に顔だけの超アップ写真だと怖い、というようなとき、つまり、常識的な証明写真を要求しているだけであることがほとんど。


*1 Source: Female body silhouette - front from openclipart, reproduced and modified.
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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