上三分身 のバックアップ(No.4)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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上三分身(じょうさんぶんしん)とは、「体を3つに分けたときの一番上3分の1」の意味。証明写真に写る範囲の指定に使われる言葉で、解剖学用語ではない。「胸から上の写真」というのとほぼ同じ意味。
図:上半身(左)と上三分身(右) *1 |
上半身、下半身は「体を上下2つに分けた時の上半分、下半分」の意味だが、上三分身も、これと同じ考え方の言葉。体を上、中、下の3つに分けた時、その上3分の1を「上三分身」、中3分の1を「中三分身」、下3分の1を「下三分身」というように便宜的に分ける。ただし、実際に使われる言葉は上三分身だけ。
上半身と下半身の境界はウエスト(腰骨)のラインであり、身長のちょうど半分の高さではないように、上三分身の高さも身長のちょうど3分の1というわけではない。実際の証明写真としては、
というようなとき、つまり、「証明写真として常識的な範囲」を要求しているだけであることがほとんど。ただし、旅券(パスポート)に使用する写真など、非常に厳格な個人の識別が求められる用途の場合は、上三分身ではなく、「顔だけの超アップ写真」が要求される。
*1 Source: Female body silhouette - front from openclipart, reproduced and modified.