顎下三角 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2021-07-14T14:31:32+09:00","","")
#author("2022-04-25T16:35:34+09:00","","")
 ''顎下三角''とは、体の部位の名前で、あごの下面の左右にある前後に長い三角形の場所のこと。あごの下面には、中央部に[[おとがい下三角]]があり、その左右が[[顎下三角]]。 顎下三角には[[唾液腺]]のひとつである[[顎下腺]]などがある。[[頚部]]に含まれる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[顎下三角]] |がっかさんかく、がくかさんかく |
|>|英語|submandibular trianle * |サブ-マン''ディ''ビュラー・トゥライ''ア''ングル |
|~|~|digastric trianle ** |ダイ''ガ''ストリック・トゥライ''ア''ングル |
|>|ラテン語|trigonum submandibulare * |トゥリゴヌム・スブマンディブラーレ |

| * |  triangle、trigonum が[[三角]]の意味 |f
| ** |  digastric trianle は直訳すると 顎二腹筋三角 だが、日本語ではこちらの言い方はほぼ使われない |f

 顎下三角はあごの下面の左右にある三角地帯で、三角形の3つの辺は、[[下顎骨]]の下縁と[[顎二腹筋]]の前腹と後腹がつくる。顎二腹筋は前腹と後腹の2つの筋の部分からできていて、その間に中間腱がある。前腹は[[おとがい]](あごの先端)と[[舌骨]]の側部の間、後腹は舌骨と[[側頭骨]]の[[乳様突起]]の内側をつなぐ。顎下三角が実際に三角形をしているのはあごの下面の部分で、そこからエラ(下顎角)の後ろ(下顎角から耳の下まで)にも細く続いている。下顎角の後ろの部分を、下顎後窩(下顎後陥凹)と呼んで、狭い意味での顎下三角と区別することもある。
 顎下三角はあごの下面の左右にある三角地帯で、三角形の3つの辺は、[[下顎骨]]の下縁と[[顎二腹筋]]の前腹と後腹がつくる。顎二腹筋は前腹と後腹の2つの筋の部分からできていて、その間に中間腱がある。前腹は[[おとがい]](あごの先端)と[[舌骨]]の側部の間、後腹は舌骨と[[側頭骨]]の[[乳様突起]]の内側をつなぐ。顎下三角が実際に三角形をしているのはあごの下面の部分で、そこからエラ([[下顎角>下顎骨]])の後ろ(下顎角から耳の下まで)にも細く続いている。下顎角の後ろの部分を、下顎後窩(下顎後陥凹)と呼んで、狭い意味での顎下三角と区別することもある。

|480|c
|&ref(submandibular_tr-L01v4.jpg,nolink,顎下三角);|
| ''図:顎下三角(左斜め前から見たところ)'' ((Source: [[BodyParts3D>http://lifesciencedb.jp/bp3d/]], © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under [[CC表示 継承2.1 日本 &ref(FrontPage/80x15.png);>http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/]])) &br; 顎下三角に赤色(&color(#FF3399,#FF3399){  };) がつけてある。あごの下の部分が狭い意味の顎下三角で、あごの後ろは下顎後窩ともいう。 |f


> カテゴリー: [[体の部位>category/体の部位]] | [[頭頚部>category/頭頚部]]
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。