解剖学教室

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 解剖学教室とは、または解剖学講座とは、大学などで、解剖学を教えている教員が所属し、教育や研究を行っているグループの名前。大学医学部歯学部など、解剖学実習を行うことになっている機関では、たいてい解剖学教室(解剖学講座)があり、専任教員が雇われている。

言語表記発音、読み方
日本語解剖学教室かいぼうがくきょうしつ
解剖学講座かいぼうがくこうざ
英語Department of Anatomyートメント・オブ・アトミー

 ただし、現在では、

  1. 解剖学教室に相当するグループであっても、「解剖学」という部門名がそのまま使われている大学はむしろ少数派で、なにやらいろいろな名前で、独自色が打ち出されている。しかも数年おきに所属の名前が変わったりしているので、よくわからない。
     この流れは、欧米からはじまった流れで、「解剖学」という言葉のもっているマイナスのイメージ(不気味、グロい)をなくすためと、解剖学の教員とはいっても昔ながらの解剖学の研究をしていない場合、研究分野の名前をグループの名前にするなどの意味がある
  2. 教員が「教室」や「講座」などのグループを作らない大学もある

 担当している分野は、大きく分けて、肉眼解剖学(マクロ解剖学、人体解剖学などとも)、組織学(顕微解剖学)、神経解剖学発生学などがある。

 医学部、歯学部だけでなく、それ以外の医療系大学・短大・専門学校の解剖学の講義、実習などを担当している教員でも、これらの部門に所属して教育、研究などの業務を行っていることが多い。

全国の医学部、歯学部の解剖学教室のリンク集

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カテゴリー: 解説

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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