アウエルバッハ神経叢
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は筋層間神経叢の項目にあります
筋層間神経叢とは、または、アウエルバッハ神経叢とは、消化管の筋層で自律神経のニューロンがつくるネットワークのこと。消化管の壁にはふつう2層の筋層があり、その2層の間にあるので「筋層間」という。筋層間神経叢は消化管の筋層の運動(ぜん動運動など)をおこす。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 筋層間神経叢 | きんそうかんしんけいそう |
アウエルバッハ神経叢 * | アウエルバッハしんけいそう | ||
筋間神経叢 | きんかんしんけいそう | ||
筋層間神経節 *** | きんそうかんしんけいせつ | ||
英語 | myenteric (nerve) plexus ** | マイエンテリック(・ナーヴ)・プレクサス | |
Auerbach plexus * | アウアバック・プレクサス | ||
ラテン語 | plexus (nervosus) myentericus | プレクスス(・ネルウォスス)・ミエンテリクス |
* | アウエルバッハは、19世紀ドイツの解剖学者、レオポルト・アウエルバッハのこと |
** | myenteric は、enteric(腸の)に myo-(筋の)がついて、消化管の筋の~、腸管筋の~ の意味。myo- の"o"は後ろに続く言葉が母音だとなくなる |
*** | 神経節は、末梢神経系でニューロンの細胞体が集まったところをさすが、筋層間神経叢に節後ニューロンの細胞体が多いことから、神経節と呼ぶこともある |