外側頚三角

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 外側頚三角とは、後頚三角とも呼び、頚部(頸部、くび)の側面の場所のこと。胸鎖乳突筋僧帽筋鎖骨に囲まれた三角形。別名を側頚部ともいうが、側頚部は胸鎖乳突筋の場所も含むもっと広い場所を指すことがある。

言語表記発音、読み方
日本語医学外側頚三角、外側頸三角 *がいそくけいさんかく
後頚三角、後頸三角*, **こうけいさんかく
側頚部、側頸部*, ***そくけいぶ
英語latral cervical triangleテラル・ーヴィカル・トゥライアングル
posterior triangle of neck **ポスティリアー・トゥライアングル・オブ・ック
latral cervical region ***テラル・ーヴィカル・ージョン
ラテン語trigonum colli lateraleトゥリゴヌム・コリ・ラテラーレ
trigonum cervicale posterius **トゥリゴヌム・ケルウィカーレ・ポステリウス
regio cervicalis lateralis ***レギオ・ケルウィカリス・ラテラリス
* 「頚」は「頸」の略字(異体字)なので意味・読み方は同じで、どちらを使ってもよい
** 後頚三角 posterior triangle of neck という言い方は、胸鎖乳突筋の反対側を前頚三角と呼ぶのと対応した言い方だが、後頚部とは別の場所を指すので、まぎらわしい
*** 外側頚三角を側頚部と呼ぶこともあるが、側頚部はもっと広い場所を指すこともある(側頚部を参照)
図:外側頚三角(部)(左斜め前から見たところ) *1
外側頚三角(部)は赤色(   )の部分。
外側頚三角

カテゴリー: 体の部位 | 頭頚部


*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
 
 

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