こめかみ のバックアップの現在との差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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#author("2019-04-21T22:53:52+09:00","","")
 ''こめかみ''とは、左右の[[目]]の目尻の両側、目と[[耳]]の上部の間のあたりの場所のことで、「米をかむと動く場所」の意味でこめかみという。[[歯]]を噛みしめるとこめかみが動くのは、[[咀嚼筋]]の一つである[[側頭筋]]が収縮するから。
#author("2019-04-22T10:27:25+09:00","","")
 ''こめかみ''とは、左右の[[目]]の目尻の外側から[[耳]]の上部にかけての場所で、医学・解剖学の側頭にあたる。こめかみの意味は「米噛み」で、米(ごはん)をかむと動く場所が由来。[[歯]]を噛みしめるとこめかみが動くのは、[[咀嚼筋]]の一つである[[側頭筋]]が収縮するから。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|>|[[こめかみ]] |
|>|英語|temple |''テ''ンプル |
|>|ラテン語|tempus |テンプス |
|日本語|医学|[[側頭]] |そくとう |
|~|一般|[[米噛み>こめかみ]]|こめかみ |
|英語||temple |''テ''ンプル |
|~|形容 |temporal * |''テ''ンポラル |
|ラテン語|単数|tempus |テンプス |
|~|複数 |tempora |テンポラ |

 側頭筋は[[頭蓋骨]]の[[側頭窩]]というくぼみから起こる。こめかみは側頭窩の前部にあたる。側頭窩をつくる頭蓋骨は前部が[[蝶形骨]]、後部が[[側頭骨]]なので、こめかみ蝶形骨の場所に相当する。
| * |  temporal は、「側頭の~」の意味だが、「側頭骨の~」の意味にも使う |f

 側頭筋は[[頭蓋骨]]の[[側頭窩]]という浅いくぼみから起こる。側頭筋が収縮すると側頭窩をおおっている側頭筋が動くのが見えるし、触っても確認できる。側頭窩は大部分が[[側頭骨]]からできているが、前部は[[蝶形骨]]、上部は[[頭頂骨]]なども一部つくっている広い場所。

 こめかみは、[[頭部]]に衝撃が加わったときに[[脳]]が[[脳振盪]]などの影響を受けやすい場所、いわゆる急所として知られている。

> カテゴリー: [[体の部位>category/体の部位]] | [[頭頚部>category/頭頚部]]


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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