アドレナリン のバックアップソース(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- バックアップ を表示
- アドレナリン へ行く。
- 1 (2022-07-17 (日) 23:59:11)
- 2 (2023-02-03 (金) 16:42:37)
#author("2023-02-03T16:42:37+09:00","","") ''アドレナリン''は、[[副腎髄質>副腎]]から[[分泌]]される[[ホルモン]]で、一部の[[ニューロン]]の[[神経伝達物質]]でもある。エピネフリンとも呼ばれる。副腎髄質から分泌されるアドレナリンの作用は、心拍数を上昇させる、[[瞳孔]]を開く、消化機能を抑制するなどである。 チロシンという[[アミノ酸]]を材料として作られるのでアミノ酸誘導体、モノアミンなどに分類される低分子化合物で、水溶性である。細胞内でチロシンからアドレナリンがつくられる化学変化では、まず[[ドーパミン]]がつくられ、それが[[ノルアドレナリン]]になったあと、アドレナリンがつくられる。ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンはみなカテコール基という構造を持っているので[[カテコールアミン]](=カテコラミン)に分類される。 [[副腎髄質>副腎]]からは、アドレナリン、[[ノルアドレナリン]]の両方が分泌されるが、アドレナリンを分泌する細胞が全体の80%でノルアドレナリンを分泌する細胞が残りの20%。 [[神経伝達物質]]としてアドレナリンをもっている[[ニューロン]]を、アドレナリン作動性ニューロン、ノルアドレナリンをつかっているニューロンをノルアドレナリン作動性ニューロンという。[[中枢神経系]]には、アドレナリン作動性ニューロン、ノルアドレナリン作動性ニューロンのどちらもある。[[末梢神経系]]では、[[交感神経]]の[[節後ニューロン]]が主としてノルアドレナリン作動性。