クモ膜下腔 のバックアップソース(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''クモ膜下腔''とは、[[脳]]や[[脊髄]]の表面と、それを外側から包んでいる[[クモ膜]]との間にある狭いすき間のこと。クモ膜下腔には[[脳脊髄液]](=[[髄液]])があるので、脳と脊髄は脳脊髄液の中に浸っていることになる。

 [[脳]]と[[脊髄]]の外側は[[脳脊髄膜]](=[[髄膜]])に覆われている。髄膜は3層の膜からできていて、外側から[[硬膜]]、[[クモ膜]]、[[軟膜]]である。硬膜は脳や脊髄のまわりにある[[骨]]にくっついていて、クモ膜も硬膜にくっついている。一方、一番内側の軟膜は脳や脊髄の表面にくっついているので、クモ膜と軟膜との間には比較的広いすき間がある。このすき間がクモ膜下腔である。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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