ネフロン のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ネフロンとは、または腎単位とは、腎臓の中にある、尿をつくる基本構造で、腎小体とそれにつながった尿細管がワンセットになったものを呼ぶ。腎小体の直径は150μmぐらいの球状、尿細管の長さは数cm。ネフロンは片側の腎臓に100万セット入っている。

 腎臓を意味するギリシャ語 nephros ネフロスに、電子(electron エレクトロン)、光子(photon フォトン)などと同じく、単位を意味する -on をつけた造語。

 腎小体血液が濾過されて、尿のもとになる原尿がつくられると、原尿は尿細管を流れるうちに濃縮されて尿になっていく。尿細管は集合管に接続され、集合管を流れた尿は腎盂に集まって尿管を通って腎臓から出ていく。集合管には、多数の尿細管が接続されるので、集合管はネフロンには含めない。

 腎小体マルピーギ小体)はボーマン嚢糸球体からできている。尿細管細尿管腎細管)は、近位尿細管ヘンレループ遠位尿細管からできている。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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