ネフロン のバックアップソース(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2020-03-18T17:36:23+09:00","","") ''ネフロン''とは、または''腎単位''とは、[[腎臓]]の中にある、[[尿]]をつくる基本構造で、[[腎小体]]とそれにつながった[[尿細管]]がワンセットになったものを呼ぶ。腎小体の直径は150μmぐらいの球状、尿細管の長さは数cm。ネフロンは片側の腎臓に100万セット入っている。 [[腎臓]]を意味するギリシャ語 nephros ネフロスに、電子(electron エレクトロン)、光子(photon フォトン)などと同じく、単位を意味する -on をつけた造語。 [[腎小体]]で[[血液]]が濾過されて、[[尿]]のもとになる[[原尿]]がつくられると、原尿は[[尿細管]]を流れるうちに濃縮されて尿になっていく。尿細管は[[集合管]]に接続され、集合管を流れた尿は[[腎盂]]に集まって[[尿管]]を通って腎臓から出ていく。集合管には、多数の尿細管が接続されるので、集合管はネフロンには含めない。 [[腎小体]]([[マルピーギ小体]])は[[ボーマン嚢]]と[[糸球体]]からできている。[[尿細管]]([[細尿管]]、[[腎細管]])は、[[近位尿細管]]、[[ヘンレループ]]、[[遠位尿細管]]からできている。