ランゲルハンス島 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

膵島ラ氏島でこの項目を参照しています

 ランゲルハンス島とは、膵臓の中に無数に散らばっている、大きくても直径数百µm 程度のごく小さな組織のかたまりで、インスリングルカゴンなどのホルモン分泌する細胞が集まってできている。膵臓そのものは膵液消化管に分泌する消化器系の外分泌腺だが、ランゲルハンス島が分泌するのはホルモンなので、ランゲルハンス島だけ別の器官のように扱って、内分泌系に含めることもある。

言語表記発音、読み方
日本語医学ランゲルハンス島 (*1)ランゲルハンスとう
膵島すいとう
医学(略語)ラ島、ラ氏島 (*2)ラとう、ラしとう
英語Langerhans islet (*1,3)ンガーハンス・イレット
islet of Langerhans (*1,3)イレット・オブ・ンガーハンス
pancreatic isletパンクリティック・イレット

*1 ランゲルハンス Langerhans は、発見者の名前。「島」とは、小さな組織のかたまりが散らばっている様子を島に見立てている。~~*2 ランゲルハンス島の略称。セルシウス温度のことをセ氏(温度)というのと同じ略し方。 ~~ *3 英語の islet は、island よりもっと小さい島のこと。islet のかわりに、island イランド を使い、Langerhans island というときもある。

 

カテゴリー: 腹部 | 内分泌系 | 人名付 | 器官 | 膵臓

 
 

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