上腕三頭筋 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 上腕三頭筋とは、上腕の後面にある大きなで、おもにを伸ばす伸筋の働きをする。上腕の後面には上腕三頭筋だけがある。橈骨神経支配を受ける筋。

 肘関節を伸ばすで、停止部位は尺骨肘頭。上腕の後面を占めていて、筋頭は、三頭筋の名前の通りに3つ(長頭、外側頭、内側頭)に分かれている。表面にあるのが長頭と外側頭で、長頭が内側にあり、長頭の深層に内側頭がある。それぞれの起始は、長頭は肩甲骨の関節窩の下方(関節窩結節)で、外側頭と内側頭は上腕骨後面で、外側頭が上腕骨上部の外側寄りの場所、内側頭は下部の内側寄り。この境界は上腕骨の橈骨神経溝

 長頭だけが二関節筋で、肩関節内転上腕を体に引き寄せる動き)にも働く。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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