下腿 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 下腿とは、膝関節)からくるぶし足関節)までの部分のこと。一般的な言葉では「すね」(脛、または臑)のこと。「はぎ」(脛)も同じ意味。下肢のうち、下腿のもとには大腿が、下腿の先にはがある。

* むこうずね(向こう脛)
** ふくらはぎ(脹脛)
*** leg は下腿を指す言葉だが、下肢全体をさすこともある
言語表記発音、読み方
日本語医学下腿かたい
一般脛、臑*すね
脛**はぎ
英語crus
leg***ッグ

 下腿の前面はむこうずね(向こう脛)と呼ばれる。この場所では皮膚のすぐ裏側に脛骨)があり、その間にクッションとなる筋がなく結合組織も少ない。骨の表面(骨膜)には痛みの神経が多くきているため、この場所をぶつけたりするとその衝撃が骨に伝わり非常に痛いので、「弁慶の泣き所」ともいわれる。下腿の後面は、ふくらはぎ(脹脛)と呼ばれ、下腿三頭筋などの筋肉が張り出して太くなっていて、下腿三頭筋はふくらはぎの下でアキレス腱につながる。

カテゴリー: 体の部位 | 下肢 | 下腿

 
 

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