下顎骨 のバックアップ差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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#author("2022-04-25T16:07:20+09:00","","")
 ''下顎骨''とは、[[頭蓋骨]]のひとつで、下あご全体を作る[[骨]]。すべての下の[[歯]]は下顎骨に生えていて、食べ物を噛むときは下顎骨を動かす。下顎骨の動きは下顎骨と側頭骨がつくる[[顎関節]]を支点にしておこる。あごの中央の突起([[おとがい]])や左右の「えら」の突起は下顎骨の一部である。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方 |
|日本語|医学|[[下顎骨]] |かがくこつ |
|英語|名詞|mandible * |''マ''ンディブル |
|~|形容詞|mandibular |マン''ディ''ビュラー |
|~|一般|lower jaw |''ロ''ワー・''ジョ''ー |
|>|ラテン語|mandibula |マンディブラ |

| * |  日本では mandibule(''マ''ンディビュール)と呼ぶことがある |f

 下顎骨は、[[顔]]をつくる[[骨]]([[顔面頭蓋]])のひとつ。顔の一番下の部分を作っている。[[頭部]]のうち、下顎骨とともに動く部分を[[下顎]]という。あごの中央の突起部([[おとがい]])や、あごの左右の端の突起(いわゆる「えら」)は下顎骨がつくっている。また、下の[[歯]]は下顎骨から生えていて、下の歯が生える穴が並んでいる部分を[[歯槽]]という。

 下顎骨は''下顎体''と''下顎枝''という2つの部分からできている。左右の「えら」をつなぐ「あごの輪郭」をつくっている部分を''下顎体''という。[[歯槽]]は下顎体の上面にある。下顎体の両端のカドになったところを下顎角といい、下顎骨はそこから上にのびているが、ここを下顎枝という。下顎枝の上部には、2つの突起がある。
- 下顎枝の前方の突起は''筋突起''という、あごを閉じるときにはたらく[[咀嚼筋]]の一つ、[[側頭筋]]が付く場所
- 下顎枝の後方の突起は''関節突起''という、[[側頭骨]]との間で、[[顎関節]]をつくる場所


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