循環器系 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 循環器系(じゅんかんきけい circulatory system)とは、体内の器官を機能別に分けた器官系のひとつで、血液リンパ液などの体液の循環に関係する器官(=循環器 circularoty organ)をまとめて扱う区分。主な器官として、心臓動脈静脈リンパ管リンパ節などが含まれ、これに血液に含まれる血球をつくる器官として、骨髄胸腺脾臓なども含む場合がある。

循環系と近い器官系の区分の例

心血管系
血液の循環に関与する、心臓動脈静脈など
血管系
動脈静脈などの血管だけを呼ぶ場合と、「心」をつけなくとも心臓を含む場合もある
脈管系
血液リンパ液の循環に関与する、動脈静脈リンパ管をまとめて呼ぶとき。これらに加えて、血管に接続される心臓、リンパ管に接続されるリンパ節を含む場合もある
リンパ系
リンパ管リンパ節、これに血球をつくる器官骨髄胸腺脾臓など)を含む場合もある
造血器系(造血系)
血球をつくる器官である、骨髄胸腺リンパ節脾臓など。免疫に関与する白血球をつくることから、免疫系と呼ぶこともある
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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