心室中隔 のバックアップソース(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''心室中隔''とは、[[心臓]]の2つの[[心室]]([[右心室]]と[[左心室]])の間を仕切る厚い壁の部分のこと。心室の壁の他の部分と同じように、主に[[心筋層]]でできている。また、心室の[[筋]]の[[収縮]]させる電気的な興奮を、[[心房]]から心室へ伝える[[刺激伝導系]]の[[ヒス束]]([[房室束]])は心室中隔を通り、途中で[[右脚]]、[[左脚]]の2つに分かれて右心室と左心室の[[プルキンエ線維]]へと伝わる。

 [[心臓]]を外から見たとき、左右の[[心室]]の間には、心臓の前の壁では[[前室間溝]]が、心臓の後ろ側の壁には[[後室間溝]]がある。心室中隔は、前室間溝と後室間溝とを内部でつなぐ場所にある。心室中隔は、ほとんどの部分は厚い[[心筋層]]でできている([[心室中隔筋性部]])が、[[心房]]の近くの上端には[[筋]]のない[[心室中隔膜性部]]がある。
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。