拮抗筋 のバックアップの現在との差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
#author("2022-11-19T17:44:51+09:00","","")
互いが反対方向に働き作用を相殺しあう関係の筋肉
#author("2023-02-15T10:00:40+09:00","","")
 ''拮抗筋''とは、その[[筋肉>筋]]が引き起こす運動をもとにして説明する言い方のひとつで、ある1つの運動を考えたときに、その運動を起こす筋を[[主動筋]](主働筋、主動作筋)といい、その筋とは逆の運動を起こす筋を拮抗筋という。この2つの筋は、反対方向の運動に働き、作用を相殺しあうので、互いが拮抗筋の関係である、という言い方もする。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語 |医学 |[[拮抗筋]] |きっこうきん |
|>|英語 |antagonist * |アン''タ''ゴニスト |
| * |  antagonist は一般には競争相手や敵対者の意味で、医学分野では、ある物質(生体内物質や薬剤など)の作用を打ち消す薬剤(=拮抗薬)としても使う |f

 たとえば、「肘を曲げる」運動を考えるとき、その[[主動筋]]は[[肘関節]]を[[屈曲]]させる[[上腕二頭筋]]などで、拮抗筋は肘関節を[[伸展]]させる[[上腕三頭筋]]である。「肘を伸ばす」を考えるとき、主動筋は上腕三頭筋で、拮抗筋は上腕二頭筋である。上腕二頭筋と上腕三頭筋は拮抗筋の関係になっている。

> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋>category/筋]]

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。