杯細胞 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 杯細胞とは、上皮内に単独で存在する粘液分泌細胞

 上皮消化管気道の内側の表面など、体の表面を覆っている細胞層で、上皮細胞がびっしり並んでできている。ふつうの上皮細胞の中に、粘液を分泌する上皮細胞が点在する場所がある。上皮の断面をみる標本では粘液分泌細胞の形が、のある下のほうが細く、細胞内に粘液のつまった上のほうがふくらむ特徴的な「さかずき」またはゴブレット(水を入れる大きなグラス)の形にみえる。こういう粘液分泌細胞を杯細胞という。

ゴブレット細胞(goblet cell)。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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