杯細胞 のバックアップソース(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
> [[ゴブレット細胞]]でこの項目を参照しています

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[杯細胞]]|はいさいぼう|
|~|~|~|さかずきさいぼう|
|~|~|[[ゴブレット細胞]]|ゴブレットさいぼう|
|>|英語|goblet cell |''ゴ''ブレット・''セ''ル|

 ''杯細胞''とは、[[上皮]]内に単独で存在する[[粘液分泌細胞]]。標本でみることができる細胞の形が、ゴブレットに似ていることからこう呼ばれる。ゴブレットは、ワイングラスよりも大ぶりの足付きグラスで、水やビールを飲むのに使う。杯はゴブレットの訳。

 [[上皮]]は[[消化管]]や[[気道]]の内側の表面など、体の表面を覆っている[[細胞]]層で、[[上皮細胞]]がびっしり並んでできている。ふつうの上皮細胞の中に、[[粘液]]を分泌する上皮細胞が点在する場所がある。上皮の断面をみる標本では粘液分泌細胞の形が、[[核]]のある下のほうが細く、細胞内に[[粘液]]のつまった上のほうがふくらむ特徴的なゴブレットの形にみえる。こういう粘液分泌細胞を杯細胞という。



> カテゴリー: [[上皮組織>category/上皮組織]] | [[細胞>category/細胞]]
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。