横紋 のバックアップソース(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''横紋''とは、何か細長いものに、横方向についている縞模様のこと。[[解剖学]]で出てくる横紋は、[[筋肉>筋]]の[[細胞]](=[[筋細胞]]、[[筋線維]])の細胞内に見える横紋などがある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|横紋 |おうもん|
|>|英語|cross striation |クロス・ストゥリ''エ''イション|
|~|~|stripe |ストゥ''ラ''イプ|

** 筋細胞にある横紋 [#g6aebe14]
 筋細胞のうち、横紋が見えるのは、[[骨格筋]]や[[心筋]]など、[[横紋筋]]に分類される筋細胞のみ。横紋がないのは[[平滑筋]]の筋細胞。筋細胞の横紋は、幅 2.5 μm のしましまで、[[顕微鏡]]でないと見えない。

 横紋筋の横紋は、[[筋細胞]]の内部で、[[筋]]の引っ張り力をだしている[[アクチン]]と[[ミオシン]]が、横方向の位置が揃って並んでいることから、これが線に見える。横紋の繰り返しの単位にあたる部分を[[サルコメア]](筋節)という。筋に力を入れていないときのサルコメアの長さが 2.5 μm で、筋が収縮するときは、この長さが短くなる。

> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋組織>category/筋組織]] | [[細胞内構造>category/細胞内構造]]

 
 

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