正中環軸関節 のバックアップソース(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''正中環軸関節''(せいちゅうかんじくかんせつ)とは、[[頚椎]]の[[環椎]](第1頚椎)と[[軸椎]](第2頚椎)との間の[[関節]]で、顔を横に向けるときに主にはたらく関節のうちのひとつ。軸椎から棒状に上に伸びる[[歯突起]]のまわりを環椎の[[椎孔]]の輪っかが回転できる構造になっていて、[[車軸関節]]に分類される。

 [[環椎]]と[[軸椎]]の作る[[関節]]は[[環軸関節]]と呼ばれるが、これは3つの関節から構成されていて、中央部にある正中環軸関節と左右にある2つの[[外側環軸関節]]。これらの関節は構造上、独立して動けず、常に連動して動く。正中環軸関節は、軸椎の[[歯突起]]のまわりを環椎の[[椎孔]]が囲む形になり、歯突起の前方には環椎の椎孔の[[歯突起窩]]があたり、後方から環椎[[横靱帯]]に押さえられている。
 
 

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