粘膜下組織 のバックアップの現在との差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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#author("2023-02-06T12:02:52+09:00","","")
> [[粘膜下層]]、[[sm]]でこの項目を参照しています

 ''粘膜下組織''とは、または''粘膜下層''とは、[[粘膜]]のとなり(表面から遠い側)に隣接する[[結合組織]]の層。[[コラーゲン線維]]などの多い[[密性結合組織]]であることが多い。
 ''粘膜下組織''とは、または''粘膜下層''とは、[[粘膜]]のとなり(表面から遠い側)に隣接する[[結合組織]]の層。[[コラーゲン線維]]が多く含まれ、コラーゲンを分泌する[[線維芽細胞]]などがある層。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[粘膜下組織]] |ねんまくかそしき|
|~|~|[[粘膜下層]] |ねんまくかそう|
|>|英語・ラテン語|subumucosa |(英語読み)サブ''ミュ''ーコーサ &br; (ラテン語読み)スブムコーサ |
|>|ラテン語|tela subumucosa |テラ・スブムコーサ |
|~|~|tunica subumucosa |トゥニカ・スブムコーサ |
|>|略語|[[sm]] * |エス・エム |


| * ''s''ub''m''ucosa の略として sm を使うことがある。ガンの分類で、粘膜下組織までがん細胞が浸潤しているかどうかの基準など |f



 [[消化管]]の壁など管状の構造では、[[粘膜]]は一番内側、[[内腔]]に面していて、粘膜下組織はその外側、[[筋層]]との間にある。

 [[消化管]]では[[粘膜]]の表面から一番遠い側には[[粘膜筋板]]があるので、粘膜と粘膜下組織との境界が明瞭。粘膜筋板のない消化管以外では粘膜と粘膜下組織の区別が難しいことがある。

|  ''粘膜下組織''(粘膜下層)は、日本で書かれた教科書では[[疎性結合組織]]とされているが(医学書院・標準組織学、南山堂・組織学…)、海外で書かれて日本語に訳された教科書では[[密性結合組織]]となっている(南江堂・Ross組織学、丸善・ジュンケイラ組織学…)。たぶん疎性と密性の中間的な性質をもっているということなので、その区別は重要ではない(はず) |f

> カテゴリー: [[粘膜>category/粘膜]]

> カテゴリー: [[一般構造>category/一般構造]] | [[粘膜>category/粘膜]]

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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