紡錘状筋 のバックアップソース(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
#author("2021-08-18T16:46:39+09:00","","")
 ''紡錘状筋''とは、[[筋]]の形による分類のひとつ。両側が細く中央が太い[[紡錐形>紡錘]]をしている筋のこと。中央の太いところが[[筋組織]]からできている収縮するところで、筋の力を[[骨]]に伝える[[腱]]はその両端の細い部分にある。[[上腕二頭筋]]などがこれにあたる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[紡錘状筋]] |ぼうすいじょうきん |
|>|英語|fusiform muscle |''フュ''ーズィフォーム・''マ''ッスル |
|~|~|spindle-shaped muscle |ス''ピ''ンドゥル-''シェ''イプト・マッスル |

 紡錘状筋の[[筋線維]](筋細胞)は、[[筋]]の両端にある[[腱]]をつなぐようにのびているので、筋線維が長く、筋の方向と筋線維の方向が一致している。このため、筋線維が筋の中で斜めにのびる[[羽状筋]]と比べて、筋線維が収縮したときに筋の長さの変化が大きい、筋線維の本数が少ないので出せる力の量があまり大きくない、などの特徴がある。

 紡錘状筋の中央の太いところを[[筋腹]]、筋の[[起始]](体の中心に近い、動きの小さい側)に近い端を[[筋頭]]、[[停止]]の近い端を[[筋尾]]という。

> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋>category/筋]]

 
 

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