脂肪細胞 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 脂肪細胞とは、細胞質脂肪滴をもち、脂肪(中性脂肪トリグリセリドなど)を貯めることができる細胞。脂肪細胞はたくさん集まって皮下脂肪内臓脂肪などの脂肪組織をつくる他、結合組織腺組織にも混ざっていたりする。

 脂肪細胞は線維芽細胞の系統の細胞で、脂肪分がたまっていないときは結合組織線維芽細胞の形をしている。脂肪は細胞内にできる球形の脂肪滴として蓄積される。脂肪滴ははじめは小さいものがいくつもできてくるが、脂肪の量の増加にともなって、それぞれがだんだん大きくなり、最後には、脂肪滴が次第に融合し、脂肪細胞内の体積の大部分を占める、ただ1つの巨大な脂肪滴になる。細胞質はその周囲に押しやられる。

 体内の脂肪の量の調節は、脂肪細胞の数よりも、一つ一つの脂肪細胞の脂肪滴の大きさの調節によって行われている。つまり、太っている人の脂肪細胞はたくさんの脂肪を含んでいて細胞のサイズが大きい。

 脂肪細胞は、多くのホルモンサイトカインを分泌する。有名なのがレプチン

 ふつうの脂肪組織白色脂肪組織)をつくる脂肪細胞を白色脂肪細胞といい、褐色脂肪組織をつくる脂肪細胞は褐色脂肪細胞という。上の脂肪細胞の様子は白色脂肪細胞のもので、褐色脂肪細胞は、細胞内の脂肪滴が融合して1つの大きな脂肪滴にまでなることはない。また、褐色脂肪細胞の細胞質には、ミトコンドリアが極めて豊富で、脂肪からエネルギーを生み出すのが得意。

 細胞質内に脂質小滴を持つ細胞は脂肪細胞以外にもたくさんある。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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