蝶番関節 のバックアップ(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 蝶番関節とは、関節の形と運動の分類のひとつで、関節がちょうどドアの蝶番(ちょうつがい)のような仕組みになっていて、一方向にだけ曲げ伸ばしができるようにその運動が制限されているもの。運動が1方向だけに制限されている単軸性関節(一軸性関節)の一種。肘関節指節間関節の途中の関節)などがこのタイプ。

言語表記発音、読み方
日本語医学蝶番関節ちょうつがいかんせつ、ちょうばんかんせつ
英語hinge jointンジ・ジョイント

 蝶番関節では、関節の一方の側の骨は、円柱の断面のような形で丸くでっぱっており、もう一方の骨は、反対の骨がぴったりはまって動けるようなみぞのようなくぼみになっている。円柱状にでっぱった構造を滑車という。

  • 肘関節では、上腕骨の端が丸くでっぱっており(=上腕骨滑車)、反対側の前腕の尺骨の端が、それを囲むような深いくぼみ、滑車切痕になっている。

カテゴリー: 骨格系 | 運動器系 | 関節 | 一般構造

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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