視床下部 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

  視床下部とは、の部位の名前。間脳の一番腹側下垂体のとなりにある。たくさんの小型の神経核が散らばっている場所で、それらの神経核には、下垂体(前葉)の機能をコントロールするホルモンをつくっている場所や、下垂体後葉ホルモンをつくっている場所、自律神経の調節をしている場所などがある。

視床下部の場所

 脳を下から見上げたとき(脳を腹側からみたとき)にみえる脳底には、左右の視神経がつくる視交叉、そのすぐ近くに下垂体、それらを囲むようにウィリスの動脈輪などがある。ちょうどその辺りの位置に間脳があり、間脳のうち、脳底に接している部分が視床下部。

 脳の断面でみると、間脳のなかで一番目だつ構造である視床を基準として、視床よりも下(腹側)にあるのでこう呼ばれる。この場所には第3脳室があるので、視床下部も第3脳室によって左右に分けられている。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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