視床下部 のバックアップ差分(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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  ''視床下部''とは、[[脳]]の部位の名前。間脳の一番[[腹側]]、[[下垂体]]のとなりにある。たくさんの小型の[[神経核]]が散らばっている場所で、それらの神経核には、下垂体([[前葉>下垂体前葉]])の機能をコントロールする[[ホルモン]]をつくっている場所や、[[下垂体後葉ホルモン]]をつくっている場所、[[自律神経]]の調節をしている場所などがある。
  ''視床下部''とは、[[脳]]の部位の名前。間脳のもっとも[[腹側]]にあり、[[脳底]](脳の下面)に面していて、[[下垂体]]にもくっついている。[[白質]]中にたくさんの小型の[[神経核]]が散らばっている場所。それらの神経核には、[[下垂体]]([[前葉>下垂体前葉]])の機能をコントロールする[[ホルモン]]をつくっている神経核や、[[下垂体後葉ホルモン]]をつくっている神経核、[[自律神経]]の調節をしている神経核などがたくさんある。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|視床下部|ししょうかぶ|
|>|英語・ラテン語|hypothalamus* |(英語読み)''ハ''イポ''サ''ラマス &br; (ラテン語読み)ヒポタラムス |
|>|>|>| * hypo は「下に」、thalamus が[[視床]]の意味 |f
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* 視床下部の場所 [#dcd7e8e4]
 脳を下から見上げたとき(脳を腹側からみたとき)にみえる脳底には、左右の視神経がつくる視交叉、そのすぐ近くに下垂体、それらを囲むようにウィリスの動脈輪などがある。ちょうどその辺りの位置に間脳があり、間脳のうち、脳底に接している部分が視床下部。
 [[脳]]を下から見上げたとき(脳を[[腹側]]からみたとき)にみえる[[脳底]]には、左右の[[視神経]]がつくる[[視交叉]]、そのすぐ近くに[[下垂体]]、それらを囲むように[[ウィリスの動脈輪]]などがある。ちょうどその辺りの位置が[[間脳]]で、間脳のうち、脳底に接している部分が視床下部。

 脳の断面でみると、間脳のなかで一番目だつ構造である視床を基準として、視床よりも下([[腹側]])にあるのでこう呼ばれる。この場所には第3脳室があるので、視床下部も第3脳室によって左右に分けられている。
 脳の断面でみると、間脳のなかで一番目だつ構造である視床を基準として、視床よりも下([[腹側]])にあるのでこう呼ばれる。視床下部のあたりには[[第3脳室]]があり、視床下部は第3脳室によってほぼ左右に分けられている。第3脳室の下端で左右の部分がつながっている。視床下部の一番腹側は一部で盛り上がって、細くなり[[下垂体後葉]]とつながっている。

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