車軸関節 のバックアップ差分(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
 ''車軸関節''とは、[[関節]]の形と運動の方法に関する分類のひとつで、車軸と軸受けのように、その場で回転する(=[[回旋]])運動をする関節。
 ''車軸関節''とは、[[関節]]の形と運動の方法に関する分類のひとつで、車軸と軸受けのように、その場で回転する(=[[回旋]])運動をする関節。英語の名前をそのままカタカナにして、ピボット関節(pivot joint)ということもある。

 車軸関節の基本構造では、一方の[[骨]]が浅いくぼみをつくっていて([[関節窩]])、もう一方の骨は、先が棒のような円柱状をしている。この棒のような部分が、もう一方の骨のくぼんだ関節窩にぴったりはまるようにできていて、棒がその場で空回りするように、くるくる回転する。

 動きの方向はその1種類だけで、[[単軸牲関節]]に分類される。

 車軸関節の例は、[[橈骨]]と[[尺骨]]の間の2つの関節([[上橈尺関節]]、[[下橈尺関節]])や、[[環椎]]と[[軸椎]]の間の[[正中環軸関節]]など。橈尺関節の運動は、[[手]]の[[回内]]、[[回外]]に使われ、正中環軸関節の運動は、[[頭部]]を左右に回して横を向く運動で使われる。


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。