鎖骨 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 鎖骨とは、胸部の上部、の前部にある。棒状の形をした長骨で、ゆるくS字を描いてカーブする。内側端が胸骨と、外側端が肩甲骨関節をつくる。肩や上肢の運動の支点になる筋。体表近くにあり、皮膚の上から触ると形がわかる。鎖骨のある皮膚の部位を鎖骨部と呼ぶ。

 鎖骨の内側端胸骨端)は胸骨胸骨柄胸鎖関節をつくる。外側端肩峰端)は肩甲骨肩峰肩鎖関節をつくる。

 肩甲骨と鎖骨が上肢帯骨格をつくる。上肢帯は上肢の運動の支点になるが、上肢の運動を肩関節で肩甲骨が支え、鎖骨が肩甲骨を支えている。上肢+上肢帯が体幹の骨格に連結しているのは鎖骨だけである。

 肩甲骨を前後、上下に動かすとき、鎖骨は胸骨端を中心に角度にして60度動く。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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