頭蓋 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

関連する内容が、頭蓋骨の項目にあります

頭蓋骨(ずがいこつ)頭骨でこの項目を参照しています

 頭蓋とは、頭の全体でできている骨格のこと。など頭部器官を守っている。数多くの骨が集まってできていて、頭蓋を作っているひとつひとつの骨をまとめて頭蓋骨と呼ぶ。

言語表記発音、読み方
日本語医学頭蓋骨 (*1)とうがい、ずがい (*2)
英語skull
英語・ラテン語cranium (*3)(英語読み)クイニアム ~~(ラテン語読み)クラニウム
英語形容cranial (*4)イニアル

*1 「がい」の漢字は、「蓋」で「骸」ではない(頭の蓋(ふた)の意味で、「頭の骸骨」ではない)
*2 読み方は、「とうがい」「ずがい」両方可能だが、「とうがい」と読むことが多い
*3 cranium は、頭蓋全体ではなく、脳頭蓋をさすこともある
*4 cranial は「頭蓋の~」の他にも、「頭部の~」の意味もある

 頭蓋は2つに分けられ、中に脳が入っている囲いをつくっている部分を脳頭蓋(神経頭蓋)、顔をつくって顔の器官を守る部分を顔面頭蓋(内臓頭蓋)という。これにあわせて、頭蓋骨のうち、脳頭蓋つくる骨を狭い意味での頭蓋骨、顔面頭蓋を作る骨を顔面骨という。

  • 日常使う言葉としての「頭蓋骨」(ずがいこつ)といえば、解剖学では「頭蓋」のことをさす。日常の言葉で「頭蓋骨」(ずがいこつ)とは、頭蓋を構成する1つ1つの頭蓋骨のことではなく頭部の骨格全体のことなので。
  • 脳頭蓋の内部にある、脳が入っている空洞を頭蓋腔という。
 

カテゴリー: 骨格系 | 運動器系 | | 頭蓋 | 頭頚部

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。