リソソーム
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
リソソームとは、または、ライソソームとは、水解小体とも呼ばれる細胞小器官。細胞質内にあって、膜で囲まれた小さな袋状の構造をしている。内部には、タンパク質や脂質、糖など様々な物質を分解するための酵素(加水分解酵素)が大量に含まれている。細胞内で分解したいもの(たとえば壊れた細胞小器官や細菌など)はまず膜に包まれた後、その膜がリソソームと合体、融合することで、リソソーム内に含まれる酵素がそれを分解する。
用語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | リソソーム | |
ライソソーム | |||
水解小体 | すいかいしょうたい | ||
英語 | lysosome | ライソソーム |
細胞内でつくられたばかりのリソソームは酵素だけを含んでいて、一次リソソームという。一次リソソームが、分解したいものと合体して分解中のリソソームを二次リソソームと呼ぶ。電子顕微鏡で見ると、一次リソソームは小さな袋として、二次リソソームは分解するものによって様々なごみのかたまりが膜に包まれているようにみえる。