肺尖
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
肺尖とは、左右の肺の上端のこと。肺は下にいくと太くなり、上が細くなっていて、その上端はとがった形をしているのでこう呼ばれる。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 肺尖 | はいせん |
英語 | apex of lung | エイペックス・オブ・ラング | |
apical lung | アピカル・ラング | ||
ラテン語 | apex pulmonis | アペックス・プルモニス | |
英語 | 形容 | apical * | アピカル |
* | 肺について書かれている文で apical とあれば、「肺尖の~」の意味になる |
肺は胸腔にぴったりはまっている。胸腔を囲む壁は胸郭とい、おもに肋骨と肋間筋でできている。胸郭の上端には、胸郭上口という穴(第1肋骨と胸骨、第1胸椎で囲まれている穴)がある。胸腔は胸郭上口から少し上までつながっているので、そこには肺もある。つまり、肺尖のある高さも胸郭上口よりも少し上である。