胃酸 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2021-07-11T15:46:33+09:00","","")
 ''胃酸''とは、[[胃]]から[[分泌]]される[[酸]]、または[[胃液]]を強酸性にする酸性成分のことで,物質の種類としては[[塩酸]]である。胃の塩酸は[[胃粘膜]]の[[壁細胞]]から分泌される。胃酸と、胃から分泌される[[消化酵素]]やそれ以外の物質をあわせて胃液となる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方 |
|日本語|医学|[[胃酸]] |いさん |
|>|英語|gastric acid |''ガ''ストゥリック・''ア''スィッド |

 胃酸(塩酸)は、食べ物が[[胃]]の中に入ると[[分泌]]され、胃の内容物を酸性に保つことで、酸性に弱い菌や寄生虫などを死滅させ、腐敗しないようにするはたらきがある。また、[[胃粘膜]]の[[主細胞]]から分泌される[[ペプシノゲン]]は、[[消化酵素]]ペプシンの[[前駆体]]だが、塩酸により消化されて[[ペプシン]]に変化する。

 胃酸を分泌する[[壁細胞]]は、[[胃腺]](胃底腺、固有胃腺)の[[上皮]]にある。
 
> カテゴリー: [[物質名>category/物質名]]

 
 

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