腔所
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
関連する用語として、腔の項目があります
腔所とは、「腔(くう)になっている場所」の意味。「腔」とは、何かの内部にある空洞のこと。 「腔」は「~腔」という熟語の形で使われるが、「腔」を単独の言葉として使うときは、腔所という言葉を使うことがある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 腔所 * | くうしょ |
英語 | cave | ケイヴ | |
cavity | キャヴィティ | ||
ラテン語 | cavitas | カウィタス | |
cavum | カウム |
* | 腔の読み方について、辞書には「こう」しか書かれていないが、医学・解剖学では「こう」ではなく、「くう」と読むことになっている。腔のページに説明 |
腔とは、「内部にある空洞」のことなので、口腔(こうくう)、胸腔(きょうくう)、腹腔(ふくくう)、頭蓋腔(とうがいくう/ずがいくう)、体腔(たいくう)などはどれも「腔所」である。
腔所は、「内部が空洞になっている」ことを説明するときに使われる、少し古めかしい言い方で、話し言葉で使うことはほとんどないが、文章で使われていることがある。