胃酸

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 胃酸とは、から分泌される、または胃液を強酸性にする酸性成分のことで,物質の種類としては塩酸である。胃の塩酸は胃粘膜壁細胞から分泌される。胃酸と、胃から分泌される消化酵素やそれ以外の物質をあわせて胃液となる。

言語表記発音、読み方
日本語医学胃酸いさん
英語gastric acidストゥリック・スィッド

 胃酸(塩酸)は、食べ物がの中に入ると分泌され、胃の内容物を酸性に保つことで、酸性に弱い菌や寄生虫などを死滅させ、腐敗しないようにするはたらきがある。また、胃粘膜主細胞から分泌されるペプシノゲンは、消化酵素ペプシンの前駆体だが、塩酸により消化されてペプシンに変化する。

 胃酸を分泌する壁細胞は、胃腺(胃底腺、固有胃腺)の上皮にある。  

カテゴリー: 物質名

 
 

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