栄養血管 のバックアップソース(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''栄養血管''とは、ある[[器官]]に[[酸素]]を供給する[[血管]]のこと。つまり、普通の[[動脈]]は栄養血管のはずだが、わざわざそういわない。栄養血管は、その器官に他の種類の血管もあるときに、それと区別するために使う。

 その器官に酸素を供給しないのに、別の目的で送られるのが[[機能血管]]。

** 栄養血管の例 [#za2b7a96]
- [[心臓]]の[[冠状動脈]]: 心臓の中には血液はたくさん流れるが、心臓の厚い[[筋層]]に酸素を供給する血管は別にある。
- [[肝臓]]の[[肝動脈]]: 肝臓に流入する血管は2系統ある。もうひとつの[[肝門脈]]は一度、[[胃]]や[[腸]]を通った血液が通る血管で、吸収した栄養を肝臓に蓄積したり、毒物を分解したりするために肝臓に送られる。
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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