膝(しつ)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
解剖学で膝(しつ)とは、細長い構造がその途中で折れ曲がっていて、カドをつくっている部分のこと。細長い構造を下肢になぞらえると、その中ほどにある曲がった場所を膝(ひざ)にあたるので、その場所に膝(しつ)という字をつかった名前がつけられることがある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 膝 | しつ |
ラテン語・英語 | genu | (ラテン語読み)ゲヌー (英語読み)ジーヌー | |
geniculus | (ラテン語読み)ゲニクルス (英語読み)ジェニキュラス |
膝とよばれるものの例 †
- 顔面神経膝(がんめんしんけいしつ)
- 第7脳神経の顔面神経の途中が曲がっているところ、膝神経節がある
- 内側膝状体(ないそくしつじょうたい)、外側膝状体
- 脳内の視床にある突起部。途中で曲がっているところよりも視床の近くが内側膝状体で、遠くの部分が外側膝状体
- 内包膝(ないほうしつ)、内包膝部
- 脳内にある内包の折れ曲がったところ、内包膝よりも前が前脚、後ろが後脚
カテゴリー: 形