膵液 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2020-01-30T19:30:58+09:00","","") #author("2021-05-05T17:38:29+09:00","","") ''膵液''とは、[[膵臓]]で[[分泌]]され、[[膵管]]を通って[[十二指腸]]に流れ込む[[消化液]]。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[膵液]] |すいえき | |>|英語|pancreatic juice |パンクリ''ア''ティック・ジュース | 膵液に含まれる[[消化酵素]]には、[[糖]](炭水化物)を分解するアミラーゼや、[[タンパク質]](ペプチド)を分解するトリプシン、キモトリプシンなど、[[脂質]]を分解するリパーゼ、[[核酸]]を分解するヌクレアーゼなどがある。膵液によって、様々な[[栄養素]]が低分子まで分解されるので、[[小腸]]でこれらの栄養素を吸収するのに大きな役割を果たす。また、膵液は[[重炭酸イオン]]をたくさん含んだ弱アルカリ性の液体で、[[胃]]から流れてきた酸性の内容物を中性に戻す働きを持つ。 膵液を分泌する、[[膵臓]]の[[外分泌腺]]の構造は、[[唾液腺]]とよく似た腺房からできている。ただし、唾液腺では[[分泌]]された[[唾液]]から水分を[[再吸収]]するが、膵臓では膵液から水分の再吸収をしないので、膵液は唾液のようにどろどろではなく、さらさらで水っぽい。 > カテゴリー: [[消化器系>category/消化器系]] | [[消化腺>category/消化腺]] | [[分泌>category/分泌]] | [[外分泌腺>category/外分泌腺]] | [[液体>category/液体]]