動脈血 のバックアップの現在との差分(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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''動脈血''とは、「[[動脈]]の中を通っている(ような)[[血液]]」の意味で、酸素をたくさん含んでいる血液のこと。対義語は、[[静脈血]]。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|動脈血|どうみゃくけつ| |>|英語|arterial blood|アー''ティ''リアル・ブ''ラ''ッド| *** 動脈血は鮮やかな赤色をしている [#r5beafaa] 血液の赤い色は、[[赤血球]]に含まれている赤い色素、[[ヘモグロビン]]の色だが、ヘモグロビンの役割は、酸素と結合して、体の[[細胞]]へと酸素を運ぶこと。ヘモグロビンの色は、酸素と結合しているときのほうが酸素のないときよりより鮮やかな赤をしているので、酸素をたくさん含む動脈血は、酸素をあまり含まない静脈血よりも鮮やかな赤色をしている。 * 動脈血は鮮やかな赤色をしている [#r5beafaa] *** 動脈血は、動脈だけを通るとは限らない [#md7aa752] 血液の赤い色は、[[赤血球]]に含まれている赤い色素、[[ヘモグロビン]]の色だが、ヘモグロビンの役割は、酸素と結合して、体の[[細胞]]へと酸素を運ぶこと。ヘモグロビンの色は、酸素と結合しているときのほうが酸素のないときよりより鮮やかな赤をしているので、酸素をたくさん含む動脈血は、酸素をあまり含まない静脈血よりも明るい鮮やかな赤色をしている。[[静脈血]]は黒っぽい暗赤色である。 * 動脈血は、動脈だけを通るとは限らない [#md7aa752] 血液に酸素が補給されるのは、[[肺]]で行われる。血液から酸素がなくなるのは全身の[[組織]]にいったとき。したがって、動脈血が流れる血管は、 > (肺) → [[肺静脈]] → [[左心房]] → [[左心室]] → [[大動脈]] → 全身の各動脈 → (全身の組織) のところである。肺静脈は血管としては[[静脈]]だが、流れる血液は動脈血ということになる。 #br > カテゴリー: [[循環器系>category/循環器系]] | [[一般構造>category/一般構造]] | [[心血管系>category/心血管系]] | [[液体>category/液体]] それに対して、静脈血が流れる血管は、 > (全身の組織) → 全身の各静脈 → [[上>上大静脈]]・[[下大静脈]] → [[右心房]] → [[右心室]] → [[肺動脈]] → (肺) > カテゴリー: [[循環器系>category/循環器系]] | [[心血管系>category/心血管系]] | [[液体>category/液体]]