細気管支
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
細気管支とは、肺に入っていく気管支が枝分かれし、最終的に肺胞に到達するまでの途中にあたる、細い気管支のこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 細気管支 | さいきかんし |
英語 | bronchiole * | ブロンキオール | |
ラテン語 | bronchiolus * | (英語読み)ブロンキオーラス (ラテン語読み)ブロンキオルス |
* | 気管支は bronchus。後ろに -ole(英語)、-olus (ラテン語)がつくと、より小さいものを指す(指小辞) |
左右の気管支が肺に入ったあと、大抵、6回以上枝分かれしたあたりで、穴の直径が1 mm 未満ほどになった部分から先が細気管支と呼ばれる。細気管支では、もっと太い気管支と同様に、管のまわりを平滑筋の層で取り巻かれるが、気管支とは違って、気管支軟骨、気管支腺がほとんどない。