筋層間神経叢 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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#author("2021-05-14T22:45:32+09:00","","") #author("2021-05-14T22:46:04+09:00","","") > [[アウエルバッハ神経叢]]でこの項目を参照しています ''筋層間神経叢''とは、または、''アウエルバッハ神経叢''とは、[[消化管]]の[[筋層]]で[[自律神経]]の[[ニューロン]]がつくるネットワークのこと。消化管の壁にはふつう2層の筋層があり、その2層の間にあるので「筋層間」という。筋層間神経叢は消化管の筋層の運動(ぜん動運動など)をおこす。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方 | |日本語|医学|[[筋層間神経叢]] |きんそうかんしんけいそう | |~|~|[[アウエルバッハ神経叢]] * |アウエルバッハしんけいそう | |~|~|筋間神経叢 |きんかんしんけいそう | |~|~|筋層間神経節 *** |きんそうかんしんけいせつ | |>|英語|myenteric (nerve) plexus ** |マイエン''テ''リック(・''ナ''ーヴ)・プ''レ''クサス | |~|~|Auerbach plexus * |''ア''ウアバック・プ''レ''クサス | |>|ラテン語|plexus (nervosus) myentericus |プレクスス(・ネルウォスス)・ミエンテリクス | | * | アウエルバッハは、19世紀ドイツの解剖学者、レオポルド・アウエルバッハのこと |f | * | アウエルバッハは、19世紀ドイツの解剖学者、[[レオポルド・アウエルバッハ>アウエルバッハ]]のこと |f | ** | myenteric は、enteric(腸の)に myo-(筋の)がついて、消化管の筋の~、腸管筋の~ の意味。myo- の"o"は後ろに続く言葉が母音だとなくなる |f | *** | [[神経節]]は、末梢神経系でニューロンの細胞体が集まったところをさすが、筋層間神経叢に節後ニューロンの細胞体が多いことから、神経節と呼ぶこともある |f [[神経叢]]とは[[末梢神経>末梢神経系]]の[[神経線維]]がからまったように合流([[吻合]])したり分岐したりしてつくる構造のことだが、消化管の筋層の間には自律神経の[[節後ニューロン]]の[[細胞体]]とそこからのびる[[軸索]]が[[神経叢]]をつくっている。 [[消化管]]には、筋層間神経叢の他に、2層の筋層の内側([[粘膜下組織]]または粘膜下層)にも[[神経叢]]があり、[[粘膜下神経叢]](マイスナー神経叢)という。粘膜下神経叢は[[粘膜]]内の[[筋]]([[絨毛]]内の[[平滑筋]]や[[粘膜筋板]]など)の運動をおこす。 筋層間神経叢と粘膜下神経叢をあわせて、消化管の[[壁内神経叢]]とよぶ。 > カテゴリー: [[神経組織>category/神経組織]] | [[神経系>category/神経系]] | [[末梢神経系>category/末梢神経系]] | [[消化器系>category/消化器系]] | [[消化管>category/消化管]]