骨膜 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2021-12-14T16:06:02+09:00","","") ''骨膜''とは、[[骨]]の表面を覆っている白くて薄い層のこと。主成分は[[コラーゲン線維]]で、これがびっしりと詰まって頑丈な膜のようになっている。[[密性結合組織]]に分類される。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[骨膜]] |こつまく | |>|英語・ラテン語|periosteum |(英語読み)ペリ''オ''スティアム &br; (ラテン語読み)ペリオステウム| 骨膜は、[[関節軟骨]]の部分にはない。[[骨]]に[[靭帯]]や[[腱]]がつく場所では靭帯や腱をつくる[[コラーゲン線維]]と一体化する。骨膜をつくっているコラーゲン線維の一部は骨内部に入り込んでいるので、骨膜は骨の本体からはがれにくい。骨内部から骨の外側に向かって生えているようなコラーゲン線維の束を、[[シャーピー線維]]と呼ぶ。 骨膜は、[[関節軟骨]]の部分にはない。[[骨]]に[[靭帯]]や[[腱]]がつく場所では靭帯や腱をつくる[[コラーゲン線維]]と一体化する。骨膜をつくっているコラーゲン線維の一部は骨内部(骨基質)に入り込んでいるので、骨膜は骨の本体からはがれにくい。骨内部から骨の外側に向かって生えているようなコラーゲン線維の束を、[[シャーピー線維]](貫通線維)と呼ぶ。 若い骨では骨膜の一番内側、骨の本体と接する層には、骨をつくる[[細胞]]が列をなしてならんでおり、骨が成長にともなって太くなるときはここから骨ができてくる。 [[骨]]の表面を覆う骨膜に対して、骨の内側の空洞([[骨髄腔]])に面した内面を覆うのは[[骨内膜]]という。 > カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[骨格系>category/骨格系]] | [[結合組織>category/結合組織]]