糸球体 のバックアップ差分(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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''糸球体''とは、または、より正確には"腎糸球体"とは、[[腎臓]]内部に無数にある、[[毛細血管]]が蛇行して球状になったかたまりのこと。ここで[[血液]]から尿の元(=[[原尿]])が最初に作られる。1つの直径は 200 μm (=)前後なので、[[肉眼]]ではみえないぐらいの小ささ。これが腎臓内には100万個以上ある。 |4|2|14|14|c |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[糸球体]]|しきゅうたい| |~|~|[[腎糸球体]]* |じんしきゅうたい| |英語・ラテン語|単数|glomerulus*,** |(英語読み)グロメルラス &br; (ラテン語読み)グロメルルス| |~|複数 |glomeruli |(英語読み)グロメルライ &br; (ラテン語読み)グロメルリ| |>|英語 |kidney glomerulus |キドゥニー・グロメルラス| |~|~|renal glomerulus |リーナル・グロメルラス| |~|~|malpighian glomerulus*** |マルピーギアン・グロメルラス| |英語|形容 |glomerular |グロメルラー | |>|>|>| * [[糸球]] glomerulus とは、なにか糸状のものがグジャグジャッとからみ合って、全体として、球状のかたまりをつくっているものに対する呼び名。もともとは「糸球体」はそういうものをいろいろ指す言葉だったが、現在では 糸球体 glomerulus とだけいえば、自動的に腎臓の糸球体のことを指す &br; **糸球を表すラテン語 glomus の後ろに、小さいことを示す -lus がついた形 &br; *** malpighian は、発見者であるイタリアの解剖学者 [[マルチェロ・マルピーギ>マルピーギ]] Marcello Marpighi の、の意味 |f #clear 糸球体は[[ボウマン嚢]]という袋に入っていて、あわせて[[腎小体]]([[マルピーギ小体]])という。腎小体には[[尿細管]](=[[腎細管]])がつながっていて、あわせて[[ネフロン]]([[腎単位]])と呼ぶ。糸球体の[[毛細血管]]をとおる[[血液]]から濾過された尿の元([[原尿]])は、糸球体の外側(=ボウマン嚢の内側)にたまり、ここにつながっている尿細管([[近位尿細管]])に流れていく。尿細管を流れていくうちに原尿の成分が調節され、濃縮されて[[尿]]になる。 - [[腎小体]]([[マルピーギ小体]])、[[糸球体]]、[[ボウマン嚢]]、[[ボウマン腔]]、[[尿管極]]、[[血管極]]、[[たこ足細胞]]([[足細胞]])、[[足突起]]、[[メサンギウム細胞]] #clear > カテゴリー: [[泌尿器系>category/泌尿器系]] | [[器官>category/器官]] | [[腹部>category/腹部]] | [[腎臓>category/腎臓]]