中脳水道 のバックアップの現在との差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''中脳水道''とは、[[脳]]の中にある空洞、つまり[[脳室]]の部分の名前で、[[中脳]]の内部を貫通する部分。脳室は、[中脳の中を通るところでその前後に比べて細くなっているのでこの名がある。
> [[シルヴィウス水道]]でこの項目を参照しています

 中脳よりも前には[[間脳]]に囲まれた[[第3脳室]]が、中脳よりも後ろには[[小脳]]と[[橋]]に囲まれた[[第4脳室]]がある。
 ''中脳水道''とは、[[脳]]の中にある空洞、つまり[[脳室]]の部分の名前で、[[中脳]]の内部を貫通する部分。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[中脳水道]] |ちゅうのうすいどう|
|~|~|[[シルヴィウス水道]]* |シルヴィウスすいどう|
|>|英語|cerebral aqueduct** |''セ''レブラル・''ア''クィダクト|
|~|~|sylvian aqueduct*,** |''スィ''ルヴィアン・''ア''クィダクト|
|>|ラテン語|aqueductus cerebri |アクエドゥクトゥス・ケレブリ|
|~|~|aqueductus sylvii |アクエドゥクトゥス・スィルウィイ|

| * |  シルヴィウスは、15~16世紀のフランスの解剖学者の[[ヤコブス・シルウィウス>シルヴィウス]](ラテン語名、本名はジャック・デュボア)から。sylvian はその形容詞。もとは人名だが一般名詞化したので最初のsも小文字でよい。[[シルヴィウス孔]]のシルヴィウスは、17世紀のオランダの内科医、脳研究者の[[フランシスクス・シルウィウス>シルヴィウス]](ラテン語名、本名はフランツ・ド ル ボエ)。こちらのほうが有名か |f
| ** |  aqueduct は昔の水道用の送水路から |f

 [[脳]]の各部位の中の[[脳室]]はみなつながっているが、[[中脳]]の中を通るところでは脳室がその前後に比べて非常に細くなっているので「○○脳室」とは呼ばれず、この名がある。中脳の前では[[間脳]]に囲まれた[[第3脳室]]に、中脳よりも後ろでは[[小脳]]と[[橋]]に囲まれた[[第4脳室]]につながっている。

 [[中脳]]の中央部([[背側]]より)を貫通していて、中脳の[[横断面]]では中脳水道を基準として、背側(断面の上側)を[[中脳蓋]]、[[腹側]](断面の下側)を[[中脳被蓋]]と呼ぶ。

> カテゴリー: [[神経系>category/神経系]] | [[中枢神経系>category/中枢神経系]] | [[脳>category/脳]] | [[頭頚部>category/頭頚部]]

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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