僧帽弁 のバックアップの現在との差分(No.4)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
> [[左房室弁]]、[[二尖弁]]でこの項目を参照しています

> [[僧帽]]に関連する内容があります

 ''僧帽弁''とは、[[心臓]]内にある[[弁]]のひとつ。弁は[[血液]]が逆流しようとすると閉まり、正しい方向に流れようとするときに開くようになっている。僧帽弁は、[[左心房]]と[[左心室]]の間にあり、[[心室]]から[[心房]]に向かって血液が戻ろうとすると閉まる逆流防止の役割がある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[僧帽弁]]|そうぼうべん |
|日本語|医学|[[僧帽弁]] *|そうぼうべん |
|~|~|[[左房室弁]]|さぼうしつべん |
|~|~|[[二尖弁]] * |にせんべん |
|>|英語|mitral valve |''マ''イトラル・''ヴァ''ルヴ |
|~|~|[[二尖弁]] ** |にせんべん |
|>|英語|mitral valve * |''マ''イトラル・''ヴァ''ルヴ |
|~|~|left atrioventricular valve |''レ''フト・''エイ''トゥリオ-''ヴェ''ントゥリキュラー・''ヴァ''ルヴ |
|~|~|bicuspid valve |バイ''カ''スピッド・''ヴァ''ルヴ |
|>|ラテン語|valva mitralis |ウァルア・ミトゥラリス |
|>|ラテン語|valva mitralis * |ウァルア・ミトゥラリス |
|~|~|valva atrioventricularis sinistra |ウァルア・アトゥリオ-ウェントゥリクラリス・スィニストゥラ |
|~|~|valva bicuspidalis |ウァルア・ビクスピダリス |

| * |  [[二尖弁]]はあまり使わない |f
| * |  僧帽弁の僧帽は、mitra(キリスト教の司教冠)の訳 |f
| ** |  [[二尖弁]]はあまり使わない |f

|450|c
|&ref(bischofliche_gaste.jpg,nolink,僧帽弁の名前の由来(司教冠));|
|&ref(僧帽弁/bischofliche_gaste.jpg,nolink,僧帽弁の名前の由来(司教冠));|
|  ''写真:式典に列席する司教(聖リボリウス祭、2005年、ドイツ、パーダーボルンにて)。司教冠の形が僧帽弁の名前の由来''((Source :[[Bischöfliche Gäste beim Liborifest in Paderborn>http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bisch%C3%B6flicheG%C3%A4ste.jpg?uselang=ja]], Auther: Karl-Michael Soemer (Soemling). Permission: Public domain(著作者により、目的、方法を問わず、あらゆる利用が認められています). Reproduced and modified.))|f

 [[左心房]]と[[左心室]]との間にあるので、[[左房室弁]]という名前もある。構造は、[[弁]]のフタがヨットの帆のように[[心室]]側から引っ張られて支えられているタイプ([[帆状弁]])で、弁のフタ([[弁尖]])が2つにわかれている。先が2つにわかれた弁の形が、キリスト教の司教が儀式のときにかぶる帽子(司教冠)に似ていることから僧帽弁の名前がついた。

 [[右心房]]と[[右心室]]との間の[[弁]]([[右房室弁]])も、僧帽弁と同じく、帆のような弁だが、弁のフタが3つにわかれていて、[[三尖弁]]と呼ばれる。

> カテゴリー: [[循環器系>category/循環器系]] | [[心血管系>category/心血管系]] | [[胸部>category/胸部]] | [[心臓>category/心臓]]


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。