瞼板 のバックアップソース(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2010-03-13 (土) 08:28:22)
- 2 (2012-01-04 (水) 18:54:10)
''瞼板''とは、まぶた([[眼瞼]])の内部にある細長い芯のような構造で、[[線維性結合組織]]でできていて、硬くて弾力性がある。[[眼瞼]]が、素早い[[まばたき]]の間にも形を維持できるように、眼瞼を補強する「[[骨格]]」の働きをもつ。 瞼板は、上まぶた(=[[上眼瞼]])と下まぶた(=[[下眼瞼]])の両方にあり、それぞれ[[上瞼板]]、[[下瞼板]]という。左右の長さ([[目頭]]、[[目尻]]方向)が 2〜3 cm で、上下の長さは上瞼板で 1 cm、下瞼板ではもっと狭い。眼瞼の内部では、瞼板は[[結膜]]([[眼球]]に接する側の[[粘膜]])の隣にある。瞼板の[[皮膚]]側には[[眼輪筋]]がある。 [[眼瞼]]の[[骨格]]をつくるとはいっても、[[骨]]や[[軟骨]]ではない。[[コラーゲン線維]]がびっしりと詰まっている[[線維性結合組織]](密性結合組織)である。内部には[[瞼板腺]](マイボーム腺)と呼ばれる[[独立脂腺]]が多数埋まっている。