筋紡錘 のバックアップソース(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2012-11-20 (火) 22:17:38)
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''筋紡錘''とは、[[骨格筋]]の内部にある[[感覚器]]で、その[[筋]]のその時の長さや、筋の長さの変化を感じる。筋紡錘で感じとる情報は、[[筋覚]]と呼ばれ、[[深部感覚]]([[固有感覚]]、[[自己受容性感覚]])などと呼ばれるものの一種である。 筋の中には、筋紡錘がいくつもある。ひとつの筋紡錘は、骨格筋線維が数本集まってできているが、この筋線維はふつうの筋線維よりも細くて短い特徴的な筋線維で、[[錘内筋]](錘内筋線維)という。これが[[コラーゲン線維]]などの[[結合組織]]の[[被膜]]で包まれて、周囲の(ふつうの)筋線維から分けられている。 筋紡錘には、[[感覚性]]の神経線維と[[運動性]]の神経線維が来ていて、感覚性の神経は[[筋覚]](その筋の長さとその変化の情報)を[[中枢神経系]]に伝える。運動性の神経は、γ(ガンマ)運動ニューロンと呼ばれ、その役割は筋紡錘が正しい感覚を得られるように、筋の長さの変化にあわせて、錘内筋線維の長さを調節することである。