仙骨部

『1年生の解剖学辞典』～解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説～

　仙骨部とは、体の部位の名前で、仙骨のある場所のこと。仙骨は骨盤の一部で脊柱の下部にある。仙骨部は背部（背中）の一部、または殿部（尻）の一部とすることもある。

言語		表記	発音、読み方
日本語	医学	仙骨部	せんこつぶ
英語		sacral region	セイクラル・リージョン
ラテン語		regio sacralis	レギオ・サクラーリス

　背部（背中）の中央の脊柱（背骨）のある位置を脊柱部というが、脊柱の下端にある仙骨のある位置はこれと区別して仙骨部という。仙骨部はふつう背部（背中）に含める。

　仙骨は寛骨とともに骨盤をつくるが、体の後面にあり寛骨とそれにつく筋のある場所は、殿部（尻）という。殿部を広く考えるときは、仙骨部も殿部に含めることもある。

図：仙骨部 *1
仙骨部はピンク色（　　）の部分。仙骨のある場所にあたる皮膚の領域を仙骨部という

図：仙骨部 *2
仙骨部はピンク色（　　）の部分。仙骨部の上には脊柱部（水色　　）があり、左右には、殿部（オレンジ色　　）がある

カテゴリー: 体の部位 | 背部

*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示継承2.1 日本

*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示継承2.1 日本

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