肩甲挙筋 のバックアップ差分(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
 ''肩甲挙筋''とは、[[背部]]の[[浅層]]にある[[筋]]のひとつ。首の上のほうの背骨([[脊柱]])から[[肩甲骨]]を引っ張り上げる筋。
 ''肩甲挙筋''とは、[[背部]]の[[浅層]]にある[[筋]]のひとつ。背骨([[脊柱]])の首の上のほうから、[[肩甲骨]]を引っ張り上げる筋。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[肩甲挙筋]]* |けんこうきょきん|
|>|英語|levator scapulae (muscle)* |リ''ヴェ''イター・ス''カ''ピュリー(・''マ''ッスル) |
|~|~|levator (muscle) of scapula* |リ''ヴェ''イター(・''マ''ッスル)・オブ・ス''カ''ピュラ |
|~|~|elevator muscle of scapula* |''エ''レヴェイター・''マ''ッスル・オブ・ス''カ''ピュラ |
|>|ラテン語|musculus levator scapulae*, &br; m. levator scapulae |ムスクルス・レウァトール・スカプラエ |


| * levator は [[挙筋]](持ち上げる働きのある筋)のこと。elevator も同じ意味 |f



***位置、起始と停止 [#t087f16c]
 肩甲挙筋は首の後ろ([[項部]])から背中の上部([[上背部]])にかけてある。[[脊柱]]の[[頚椎]]のうち、第1〜第4頚椎の[[横突起]]から起こる。外下方に斜めにのびて、[[肩甲骨]]の[[上角]]と[[肩甲棘]]の内側の一部につく。
 肩甲挙筋は首の後ろ([[項部]])から背中の上部([[上背部]])にかけてある。[[脊柱]]の[[頚椎]]のうち、第1~第4頚椎の[[横突起]]から起こる。外下方に斜めにのびて、[[肩甲骨]]の[[上角]]と[[肩甲棘]]の内側の一部につく。

***働き [#ie7cd9ca]
 [[肩甲骨]]を内上方に引っ張り上げる。[[肩]]をすくめる動き、胸を張る動きなど。また手で重いものを持つときや肩にものを掛けるときなどに、肩甲骨を保持する働きなど。

 同じく[[肩甲骨]]を[[内側]]に引き上げる[[筋]]に[[小菱形筋]]、[[大菱形筋]]がある。反対に肩甲骨を外下方に引っ張る筋には[[前鋸筋]]がある。

*** 支配神経と血管 [#se0e04b5]
 [[腕神経叢]]の[[肩甲背神経]]。



> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋>category/筋]] | [[上肢帯>category/上肢帯]] | [[胸部>category/胸部]]


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。